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2013年 12月 01日
<速い時の流れ!もう師走>
◎今年、2013年は「水」への意識の高まりの年! 夏は暑く、秋は極端に短く、そして冬に突入。それにしても、今年は、台風や洪水、高潮など「水」の脅威を知る年に。国内外各地で被害を与えました。また、地球温暖化や気候変動などの言葉を、毎日のように、新聞やテレビなどで見聞きしますが、地球そのものの変化を体感した年でした。 <フィジー> 水中や水辺にフォーカスし、撮影活動を続け30年を越えますが、国内や海外の島々、水辺を訪ねると以前とは違う変化に心痛めることがあります。地元の漁師さんとの取材からでも温暖化による島々の変化を知る機会も。フィジーの離島で海面上昇によるビーチの減少について取材した、ある漁師さんは次のように僕に説明してくれました。 過去5年間のビーチ減少の変化について、白い紙に書いて、「5年前はここまで、今年はここまで潮があがってきているよ!」と将来を心配しながら語ってくれました。 <北海道南部> 今年7月には、北海道道南、南かやべの海で、マコンブの水中撮影に臨みました。地元漁業組合や漁師さんの協力を得て、無事、水中撮影は終わりましたが、ここでも、海水温上昇で、昆布の成育が悪く、しかも、定置網に入る魚は、これまでにない本州の南のものが増え、逆に、鱈(タラ)など本来入る魚は、さらに北へ上がっていっている、とのことでした。海水温の上昇は大型台風発生の原因ばかりでなく、魚介類や海藻などにも影響を与えるのです。 <鹿児島> 4年ほど前に、大型客船「ぱしふぃっくびーなす号」で公演に招かれ屋久島へ。残念ながら、海況が悪く、屋久島への寄港叶わず、鹿児島へ。鹿児島港に下船し、その時出会った釣り人の話ですが、「釣れますか?」と聞くと、「いやあ、魚はぜんぷ北へ行ったよ!」と。魚の分布が変わり始めているのです。 <イタリア・ベニス> 観光都市、フィレンツェで開催の写真業界向け国際会議に参加した後、ベニスへ。 アドレア海の北の端でつながるベニスの湾は、水深が浅く、魚も関西でも見慣れたクロダイ(チヌ)なども取れ、親しみを覚える水辺です。地中海に接するアドレア海は北へ2,000キロも程も伸びた海ですが、地元の漁師さんの話では、ベニスの湾で、南の地中海から北上してきたジャイアント・バラクーダー(オニカマス)が捕れるとのこと。日本は、2000キロほどの長さですが、まさに、魚の分布の移動距離が合致するのです。 ◎「高野弘フォトコンサート」発信強化! 取材を通じて、「水の恵みと環境」を発信する活動も少しづつ認知をいただき、今年は、4月、北米シアトルの「第38回桜祭&日本文化祭」(現地、日本総領事館、開催事務局主催)にお招きいただたり、日本最大の観光展示会「JATA旅博2014」(主催:一般社団法人日本旅行業協会)での公演も実現しました。 <自然からのメッセージにもっと配慮を> Economy(経済)と Ecology(生体)の接頭語であるECO(エコ)は、不思議につながっています。比例するというか、経済は、エコロジーを軽視することで多大な損失を受けることを今教えてくれています。そして、環境変化は、人も自然界の動植物もまた同じように深刻な影響をうけるのです。 2014年はそのことをもっと感じるのではないでしょうか?来年もライフスタイルを変え、豊かさの中で「足るを知る」気持ちを忘れずに取材と公演活動を続けたく思います。 水中・水辺のフォトジャーナリスト高野弘(たかのひろし) ご参考: 写真や映像:http://www.aquaimage.co.jp 高野活動:「高野弘 水」で検索
by takanohiroshi
| 2013-12-01 18:50
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